師走も大詰め!
みなさん、走ってますか。


風邪なんか引いている場合じゃないですよ。
クリスマスに、大みそかに、お正月。
これから怒涛のイベントラッシュがやってきます。


クリスマスには聖なる夜を大切な人と過ごして、大みそかには除夜の鐘を突きに行くでしょ? でもって、お正月には神社へ初詣に出かけて、おみくじに一喜一憂……ああ忙しい。


年末には宗教にまつわる行事が多いから、必然的にキリスト教に仏教、そして神道、はたまた民間信仰といった違う宗教の神様たちに、日替わりに近いペースで祈りを捧げることになる。


こんなに器用にあらゆる宗教の行事を「イベント」として楽しんでいる国って、あんまりいないんじゃないかしら。そりゃ、忙しいのも無理ないわ。


よく考えてみると、こんな風に私たちが宗教の行事をミックスしているのって、年末だけに限ったことじゃない。人生の節目でも同じこと。


子どもが生まれればまずは神社にお宮参りへ、七五三なんかもつつがなくすませて、結婚が決まれば式はおしゃれなチャペルで挙げて、死んだらお寺のお墓に入る。


そのくせ、これだけいろいろな宗教行事を経験しているのに、「あなたの信仰は?」と聞かれれば「無宗教です」の一点張り。これって、なんだか不思議よね。


神様や不思議なものを信じることは好きなのに、どうして「無宗教」なの? この「無宗教」はどこからきて、いつからこうなったの?
「無宗教」の中身ってなに?


そんな疑問に答えてくれるのがこの1冊!


もともと八百万の神を信仰する土壌があった日本人だから、宗教のちゃんぽんが可能になった? それもあるかもしれないけど、日本人の宗教観からもっと納得できる歴史的背景が丁寧に紐解かれた一味違う1冊です。


学術書なので少々色気はないけれど、目から鱗が落ちること間違いなし!
毎年の年末の過ごし方も、違って見えるかも?


日本人はなぜ無宗教なのか

日本人はなぜ無宗教なのか(新書)
著者:阿満利麿(あまとしまろ)
出版社: 筑摩書房(新書)
ISBN-10: 4480056858
ISBN-13: 978-4480056856
発行日:1996/10
価格:714円(税込)

「今年の年末年始もハワイで過ごすの」


そんな芸能人たちの「毎年恒例話」をテレビでちらほら耳にする季節になりました。


それにしても、なんで芸能人はこぞって毎年「ハワイ」なの? これって日本の年末年始7不思議のひとつよね。


気持ちが引き締まるようなピリリとした日本の冬もいいけれど、常夏のハワイでのんびりバカンスもうらやましいのはたしか。


私だって、ビーチでカクテル飲んだり、買いものに行ってはしゃいだり、フラダンスを踊ったり(踊れない)、美しい夕日に涙したりしたい!
今は無理でも、いつの日か……。


と夢みながら、きれいなハワイの海が映っている観光ガイドブックを、みかんの乗ったこたつの中で眺めるのもこれまた一興です。


そんな行ったつもり妄想のお伴に加えてほしいのがこの一冊。


大型ショッピングセンターがあるワイキキだけがハワイじゃない!


多くの民族が集まっている社会構造、軍司戦略に利用された歴史、個性豊かな島々、先住民たちの豊かな文化……ビーチやリゾートだけではない、今まで知らなかった「生活する人の顔が見えるハワイ」の実態が見えてきます。


ハワイのお店やレストランに詳しいのもいいけれど、文化や背景を知っているのとそうでないのでは大違い。たまにはカラー写真なしでハワイへの想いを巡らせるのもいいものです。

それにしても、実際に行けるのはいつになることやら……初夢に期待!!!


ハワイ

ハワイ(新書)
著者:山中速人
出版社:岩波書店(岩波新書)
ISBN-10: 4004302919
ISBN-13: 978-4004302919
発売日: 1993/07
商品の寸法: 16.8 x 10.6 x 1.2 cm
価格:777円(税込)
profile
まつざき みわこ
まつざき みわこ
(complex gala.編集長)
「ソフト面」の編集を担当するフリーライター。エンタメ系から小難しい系までいける理論派だが、感情が先走るクセがあり、時折フリーズする。必殺技はベリーダンスだが恥ずかしがって披露しないという、これまたアンビバレンスな彼女である。
ブログ:虹色玉虫