突っ込みどころ満載! 歌舞伎っておもしろい
まずは、1幕目「名鷹誉石切(なもたかしほまれのいしきり)」から鑑賞。
一番初めに幕がぱっと落ちた瞬間、色鮮やかな舞台と豪華な衣装に身を包んだ武士たちがずらり。もう、「ジャパニーズ、ゴージャス!!!」とでも叫びたくなるほど、絵になる舞台に釘付けになる。
<あらすじ> 梶原平三(富十郎)は、娘の嫁入りのために、刀を金にしたい父親からある刀の目利きを頼まれる。素晴らしい名刀だと判断した梶原。ところが、大庭三郎(梅玉)、俣野五郎(染五郎)兄弟から、それを証明するために人で試し斬りをするよう迫られる。娘のために、自ら斬られ役に名乗り出た父親。思いやりからわざと斬らなかった梶原は、腕がないとバカにされるが、本当は石をも真っ二つにできるほどだった!

ストーリーはイヤホンが解説してくれるので、スムーズに理解できた。
一番おもしろいのは、感情表現がとっても大げさで豊かなこと。名刀に出会った感動を表すのに、わなわな震えることたっぷり3分。父親が犠牲になると知った娘が取り乱せば、袖口で顔を覆ってはオヨヨ、足元をふらつかせて一回転してまたオヨヨ。思わず物まねしたくなる!
最後に硬い石を一刀両断する場面では、「キヤー」と刀を大きく振り落としたと思ったらセットの石が二つに割れて両側にゴゴっとスライド!
そこですかさず大見得を切る! 「み〜た〜か〜?」(と言われたような錯覚)
すると、抜群のタイミングで屋号の掛け声「天王寺屋!」
敷居が高いような気がしていたけど、だんだんヒーローショーを見ているような気分になって、盛り上がる盛り上がる。
衣装の色使いや形も斬新だ。
俣野なんて、武士なのに赤と緑のラメ入り衣装だし、足元は赤いタイツに黄色い足袋。後ろに控える家来たちは、ちょうちんブルマみたいな袴を履いて、白塗りの美脚を披露している。なぜ? なぜに、美脚を露出?






