直感、それは自分の中に
「価値観の心棒」を持つこと

「なんとなく」をもっと信じてみたら、毎日はどうチェンジするだろう?

直感が力を発揮するのは、何かの判断や決断を迫られたときだった。そう、出掛けに傘を持っていくかいかないかという些細なことから、ビジネスの契約や結婚、転職など「人生の一大事」まで、毎日は選択と決断の連続だ。物事をうまく進めるためには、タイミングが大切だし、ひとつのことにグルグル迷ってばかりいたら、超特急の時代の波にあっという間に乗り遅れてしまう。かつて時代を我がものにした小室哲哉氏の言うとおり「直感とは、すぐに決断する勇気」なのだ。

直感にしたがって決断すれば、物事をより先に進めることができるし、問題もより早く解決できる。迷う不安に悩みすぎて自分を見失うこともないし、幸せの賞味期限を切らすこともない。

論理や経験を積み重ねることももちろん大事だけれど、明日どうなるかもわからぬこのご時世。いつ自分の外にある価値基準が揺らいでしまうかもわからない。たとえ、ほかの何もかもが信じられなくても、自分が「感じた」ことだけは疑えないはず。直感力を鍛えるということは、自分の中に「価値観の心棒」を持つ訓練なのだ。直感力のセンサーとも言える五感を鍛え、目の前のことを自分の目で良く観察しよう。そうすれば、理屈だけでは見えてこなかった新しい世界が開けるはずだ。

(文・まつざき みわこ