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働くオンナの5年間、
ブログ「i live you!」の傑作を再構成
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江戸風呂上等!
銭湯のお作法十箇条

写真は現在の行きつけ銭湯で行われている、粋なイベントのポスター。昨今の銭湯のダンナはアグレッシブです。
一人暮らしを始めたばかりの頃は、自分専用の小さなユニットバスもなんだか新鮮で、大満足だったのだが、これが日常になるとやっぱり「狭い」。
芯まで冷えきった身体を開放的に温めたいとなると、
やはり銭湯がオススメだ。
銭湯は洗い場も湯船も広くて天井が高い。
これが本当に気持ちいい。
特に東京には銭湯が多く「江戸風呂」と言われる高温の湯船は、ピリリと刺激的でやみつきになる。
入浴料は年々値上がり傾向にあるものの、410円とリーズナブル。
スターバックスの冬季限定メニュー「クレームブリュレラテ(ショート)」と全く同額ですよ。芋洗い同然の温泉テーマパークに1700円払うよりかは心身・財布に潤いを与えます。
とはいえ、銭湯へ行くのに抵抗を感じるのもよくわかります。
共同浴場という閉塞的なコロニーだし、
「どうしていいかわからない」
「なんだか敷居が高そう」
うんうん、よく分かる。
地元の年輩の方々が昔から利用しているため、暗黙のルールが銭湯にはあるのです。
それはとても日本的な約束。
今日は代々木八幡湯のおばさま方に教わった「銭湯のお作法」を伝授いたします。
》その壱
》■小銭を用意すべし
入り口でもたつかないように、入浴料の410円と風呂上がりの牛乳(100円)、ドライヤー(だいたい20円)、マッサージ機(100円)の使用を見越し、小銭を用意すべし。
》その弐
》■フェイスタオルも持参するべし
バスタオルの他に、浴場から出た後脱衣所内を歩くため、軽く身体を拭く小さなタオルが必須。
ビショビショと床を濡らしてしまっては、常連さんから白い目で見られる。
しかしこのタオルでセコセコと身体を覆い隠すのは粋じゃない。
銭湯での余計な恥じらいはかえって浮いてしまう。
》その三
》■洗い場は、とりあえず下座へいくべし
銭湯の洗い場は、大概縦に並んでいて奥が浴そう側、手前が出入り口側になっている。
そして排水溝も下座(出入り口側)の方に位置している。
銭湯は静かなる年功序列の場なので、新参者は下座近辺に席を取れば間違いない。
》その四
》■イス、桶は使用前にお湯で流すべし
席が決まったら、浴場の一角に置いてあるイスや桶などを持ってくる。
このときいきなり座らずお湯でささっと洗う。
これは自分のためではなく、常連者への「礼儀、知ってますよ」のアピールである。
涼しい顔で行うこと。
》その五
》■ほほえましい程度にはしゃぐべし
ひとり風呂も良いものだが、せっかくの「大衆浴場」なのだから、友達と連れ立って行ってみよう。
すると、そのイベント性に想像以上にテンションが上がってしまう。
おしゃべりはタブーではないが風呂場独特の音響も考慮して、第三者の視線を忘れずほほえましい程度にはしゃぐべし。気さくな常連さんが声をかけてくれることも。
》その六
》■お湯の着地点を気にすべし
いつもの調子で豪快にシャワーを浴びると、当然お湯は「バシャバシャ」と言う音を立てて周りへ飛び散ってしまう。
床に反射した他人のお湯が当たるのは不愉快なものなので、これは銭湯において一番注意するべし。
桶で浴びるお湯は身体をはわすように奥ゆかしく。
ちなみに、常連さんはバシャリとやるが、それは常連故である。
もちろん、浴槽に浸かる前のかぶり湯も忘れずに。
》その七
》■熱いお湯には一気に入るべし
江戸風呂と呼ばれる銭湯のお湯は熱い。あまりの熱さに独特のかゆみを覚えて身体をよじるのもまた一興。様子見い見いつま先から入っていくのは銭湯ではナンセンス。
大丈夫、銭湯では不思議と熱いお湯になじむのが早いはず。
熱さが身体に染みわたったこの瞬間に高い天井を見上げると、何とも言えないすがすがしさが。これが銭湯の醍醐味。
》その八
》■交互に洗い、交互に浸かるべし
先に書いたようにお湯は熱い。家では一気に洗ってその後湯船に浸かるかもしれないが、洗いを分割して少しずつお湯に浸かることをおすすめする。
かぶり湯+洗顔(メーク落とし)→湯→身体を洗う→湯→頭を洗う→湯→かぶり湯
といった具合だ。最後の湯はしみじみと、軽くストレッチしたりしながら入る。
観察してみると常連さんはみんなこうやって入っている。
》その九
》■使い終わった桶やイスも軽く洗うべし
最初と同じようにささっとお湯で流せばよし。
》その十
》■汗が引くまでマイペースにゆっくりすべし
銭湯には必ずソファがある。大概は脱衣所にあるが、風呂上がりは思う存分ここで汗が引くまでリラックスする。気を遣いすぎてはいけない。フルーツ牛乳片手に、高々と奉られたテレビから流れるアド街でも見るべし。
この「十ヶ条」さえ押さえていれば、立派に「粋な銭湯」を楽しめるはず。
あとは回数を重ね、次第に常連さんになれるでしょう。
ちなみに、銭湯では携帯電話は使用不可です。世の中との束縛も洗い流しちゃってください。
女友達と銭湯へ行くとお互いの美容液を試せたり、フェイスマッサージを研究しあえたりと何かと楽しいです。ぜひぜひ、銭湯へ行ってみてください。
それではみなさま、良いお湯を。
オリジナル投稿(2004.06.06 Sunday 00:51)
銭湯のお作法十箇条


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- コヤナギ ユウ
- (yours-storeダイヒョー)
- イラストレーター・デザイナー・プランナー、株式会社yours-store代表。趣味が趣味に留められず「始めることが大切」と見切り発車し、「続けることがいちばん大切」と雪だるま式に人を巻き込む。登山とカメラが今の趣味で雑誌マニア。社会科見学先でハンカチーフを集めている。
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