- L006
- タナカ マリ(編集者&ライター)
仕事を辞めて中南米へ!
オンナ30、住んだ・旅した220日
思い立ったら、ラテン日和
「女子おひとりさま」が
中南米で生きづらい理由

夜飲んで騒ぎたいならココ! なエリア。バーやクラブが軒を連ねる通称「親不孝通り」。すごい名前だな、これ。
「海外に出て、改めて日本の良さがわかった」とはよく聞く台詞だけれど、私がコスタリカに住んで再発見した日本の良さをひとつ挙げるとしたら、「女子が1人でも生きやすい」ということだろう。
コスタリカは、じつは「治安がよい国」だと言われている。外国人が安心して観光できる国。私が滞在先をここに決めたのも、治安・政情が安定している、というのが理由のひとつだった。中南米で何でも見てやろう、と言ったって、強盗に刺し殺されるのは嫌だもんね。
で、この評判は嘘ではない。でも、それはあくまでも「中南米の平均レベルで考えたら、“比較的”治安がよい」ということだ。言い換えると、「道端で強盗にあっても、有り金を差し出せば、まあ無意味に殺される可能性は低いだろうね」ということ、なのだ。
さすが腐っても中南米(あれ、使い方ちょっと違う?)。つい20年前まで内戦ドンパチやっていた隣国・ニカラグアからの不法移民を大量に抱え、コカイン生産大国・コロンビアとも地続きにある中米の一国が、犯罪と無縁であるわけがない。
「日が暮れたら単独行動NG」「飲みに行く時はなるべく手ブラ(カバンや財布を持たない)」「夜は複数でもタクシー移動」。細かく挙げるとキリがない。歩く時は肩にかけたカバンをギュッと抱き、なるべく人前で財布を出さずに済むようポケットには小銭を常に忍ばせ、市場の人混みでは腕時計をこっそり外し……あぁもう、めんどくさいんだよぉぉ!

「ソーダ」と呼ばれる小さい食堂。昼間なら女子1人でもOK。こんな渋い背中で昼飯食べるオヤジにちょっと憧れる。
まあこんなのは、海外で暮らした経験がある人なら大抵は気を遣っていることなのだろう。でも時々、思ったものです。
私だって、たまには夜にお腹減ってコンビニまで走りたい時があるの。1人でのんびり、ビールでも一杯ひっかけながら外で夕飯食べて帰りたいの!
そう、治安があまりよろしくない、ということは、女子の気ままな楽しみが激減するということなのだ。だから、これが自然にできる日本って素晴らしい。そりゃ「おひとりさま」なんて言葉も生まれるわけだ。おひとりさま的ライフスタイルだって、日本の安全の産物とも言えなくもない。だいたい、向こうじゃ日が暮れたら女1人で気軽に入れそうな店なんて、ファストフードぐらい。時々、東京のカフェなんかが懐かしく思えたものだ。
男だって、ほろ酔い気味で1人でウロウロしていたら、いつピストル持った強盗に襲われるか分からない(実際、私は友達と6人グループで歩いていた時に強盗にあった)。
ちょっと酔い醒しに歩こうか、なーんてセリフが、いつまでも似合う日本であってほしいと、妙なところで「ニッポン再発見」をしてしまったのでありました。

ほとんどの住宅には防犯用の鉄格子が。「ひと昔前までは必要なかったのにねぇ」とステイ先のママも呟いていたけれど。
【¡Auxilio!】
アウキシリオ!
「助けて! SOS!」の決まり文句。スペイン語圏に旅行される方はぜひ覚えて行きましょう!


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- タナカ マリ
- (編集者&ライター)
- 広告やWebコンテンツ制作の世界で、企画・編集・執筆等の仕事を続けて早8年。30代に突入したわりにはあり余る体力を、趣味のバイク、ランニング、サルサダンスで燃焼中。2008年、仕事を一時中断してスペイン語を学ぶため中米コスタリカに約半年滞在。「人生やったもん勝ち」を代々の家訓として掲げることを目論む今日この頃。

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ニッポン人について
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で、次なる予定は……
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まずはメキシコへ
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ブエノスアイレス到着!
そして終わる、ラテン日和



















