子大人も子供もあなどってはいけない。
ヤツらはいつでもナチュラルだ——。
エロくない方のマッサージ店で働くため、
友人は連日、整体の研修に通っていた。
マンツーマンで指導をしてくれる先輩(男性)に、
どこか「きもちわるい人だな」という印象を抱きつつも
一人前になるため素直に教えを請い続け、
いよいよ研修の最終日。
修了のテスト施術を教えられたとおりに
先輩当人に施し、全身をもみほぐしていたところ、
「・・・・たっとらしたったいねー。」
上の熊本弁を分かりやすく訳すと、
「勃っていたんですよ、股間が。」
春ですね。
さて。男友達にこの話をしたら満場一致で、
「それは仕方がない。生理現象なんだもの。みつを。」
とのことだった。
若くてきれいな人が、白衣を着て太ももをさするなんて、
もう仕方がないのだそうだ。
時に、わたしが中学生の頃だったと思う。
8歳のいとこ(男児)をおんぶしていたところ、
背中で突然、「うぉ!」と声がした。
何事かとあわてて背中から下ろすと
はしゃいだ笑顔で言われた。
「オレのち○こがたっとるー!」
・・・・・・・指をさすな。
男ってやつは。と当時は子供相手に
素でひいた15歳の私だったが、今なら理解できる。
男の生理現象は8歳にしてすでに機能している。
「立派なことなのだよ。みつを。」と。
そんな今さらな気づきよりも、
33歳にして、独身、子なし、予定もなし。
編集部から「子供をテーマにしたコラムを」と依頼されて
こんなエピソードしか手持ちのない私よ、元気出せ。

- ku
- (フリーライター)
- ライター。1975年生まれ、福岡市在住。制作会社、広告代理店等に勤務後、ライターとして独立。新聞、情報誌の広告・編集記事の取材執筆を中心に活動中。「A型ですか?」とよく聞かれるので、もう「よく分かりますね〜!」とこたえるB型。好きな言葉は『私は裏切らなかった。それでいいじゃないか。』





