どんなにたくさんのオトナを見ても
きっと答えはわからない
第2次青春期の9年間という膨大な時間を、私は某大手通信会社で過ごした。
就職情報誌の「入りたい会社ベスト10」に必ず名前があがるくらい名の知れた会社で、学生時代からこの会社で働く=かっこいい、となんとなく思っていた。
私の中のオトナについての知識の7割は、この「みんなが憧れる会社」で培われたといっても過言ではないだろう。
会社主催でコンパが開催されるほどオトナとオトナが出会うのは大変だということ、ハゲてる上司にハゲネタは案外喜ばれること、仕事が出来ることより豊満なバストと笑顔の方が大切だということ、お酒が飲めることが昇給への第1歩、不倫旅行でも会社優待が使える、などなど。
「ふざけるな」と思うかもしれないが、ここを退職後に努めた某大手時計メーカーでも、上に挙げたものは全て当てはまったので間違いではない。
辞書で「おとな」を調べると「態度や考え方が一人前であること」と書かれているが、会社という場所に生息していたオトナはただただ自由奔放に見えた。憧れなんてとても持てなかった。
しかし20代終盤、少し考えが変わった、
ドリカムの「もしも雪なら」という曲の中で「大人の方が恋はせつない」というリリックがある。
思い返してみれば、学生時代もせつないという感覚をわかってはいたが、年齢を重ねるほど私の恋はせつなさを増しているような気がする。
少なくとも「好きだから、気付かないふりをする」なんて、学生時代はしなかった。
学生時代のように、あなたしか見えない的な夢見る夢子でいられたら、どんなにラクだろう?と思うが、実際今はどんなに好きでも、ちゃんと現実を見ることができる。この先の人生を共に歩むことは出来ないという現実が見えた上で、どう行動するかは別としてね。
何をもってオトナの定義とするかはわからないけど、オトナはコドモよりも「寂しい」と「せつない」を知ってる生き物なんじゃないだろうか?
寂しいから、時間を共有出来るパートナーを探し、あらゆる方法でコミュニケーションをとり、異性のやわらかさに癒しを求め、お酒の力を借りて心を開き、時に現実から逃避するのかもしれない。
そう思うと、奔放なオトナ達が少しだけ愛おしく見える。


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- Yummy
- (Flow reader)
- 人を癒す仕事に興味を持ち、心療カウンセラーの資格を取得。その後、レイキヒーリングなどに精通するも、相手の「悪い気」を受けてしまいやすいためプロの道を断念。「人の人生には流れがある!」という直感からカバラ数秘術や宇宙の流れについて現在も研究中。
Secret any Tinkle Complexは占いとせず「当たる・当たらないの視点ではなく、困った時のエッセンスにして欲しい」とのこと。
現在は普通の女の子として暮らしている。 - ・Yummyの Secret any Tinkle Complex





